明日の果て
「! まさか、貴様が闇の王アレキサンダー? 謁見の時にはいなかったじゃないか」
「マクバード様がそうしろとおっしゃったんだ。貴様の企みなど初めから見抜いている」
男たちは「まずい……」という表情を浮かべ、互いに見合った。
「どうする。奴はひと振りで千人の魔物を倒すと聞いたことがあるぞ」
「大丈夫さ、こっちには人間がいる。こいつごと切り裂くなんてしない。マクバードが許さない」
「おい、相談するのはかまわんが早くしろ。マクバード様が合図したらやるぞ」
スラリと剣を抜いた、幅広の刃が鈍い輝きを放つ。
青龍刀に似た刃に、剛は彼の外見からくるイメージと違って少し驚いた。
「行け」
マクバードが発すると、アレキサンダーはゆらりと剣を右手に持ち男たちに脚を進めた。
「マクバード様がそうしろとおっしゃったんだ。貴様の企みなど初めから見抜いている」
男たちは「まずい……」という表情を浮かべ、互いに見合った。
「どうする。奴はひと振りで千人の魔物を倒すと聞いたことがあるぞ」
「大丈夫さ、こっちには人間がいる。こいつごと切り裂くなんてしない。マクバードが許さない」
「おい、相談するのはかまわんが早くしろ。マクバード様が合図したらやるぞ」
スラリと剣を抜いた、幅広の刃が鈍い輝きを放つ。
青龍刀に似た刃に、剛は彼の外見からくるイメージと違って少し驚いた。
「行け」
マクバードが発すると、アレキサンダーはゆらりと剣を右手に持ち男たちに脚を進めた。