明日の果て
「性別が無いのが不思議か? 俺は人間じゃないんだぞ。そりゃまぁ、天界の天使は両性具有だから変と言えば変かもしれんが」
「あ、やっぱりそうなんだ」
そうこうしている内に、キッチンの方からいい匂いがしてきた。
匂いに誘われて行ってみると──
「なに作ってんの?」
「ミネストローネ」
デイトリアが鍋の中身をかき混ぜながら答えた。
「誰が作ったの?」
「私の他に誰がいる」
「あ、やっぱりそうなんだ」
そうこうしている内に、キッチンの方からいい匂いがしてきた。
匂いに誘われて行ってみると──
「なに作ってんの?」
「ミネストローネ」
デイトリアが鍋の中身をかき混ぜながら答えた。
「誰が作ったの?」
「私の他に誰がいる」