Blue sky ~ 記憶 ~
「かっ…彼女!?」
 
 
 
何を言ってやがるんだ、こいつは!
 
 
彼女…って、俺は女じゃねぇ!
 
誰がどう見ようと男だ!
 
 
 
「俺、そっちの趣味ないんで。」
 
 
 
当たり前断った。
 
 
 
「男でも構わない…僕の彼女にならないか?」
 
 
 
…何回もしつこいな。
 
 
だからさっき断っただろ!
 
 
 
「…そういうの本当に無理なんで。」
 
 
…そもそも俺、彼女じゃねぇ!
 
普通にどっちかと言うと彼氏だし!
 
 
「じゃあ俺、仕事あるんで……。」
 
 
俺はそのまま、メイド喫茶の裏方の方へ行った。
 
 
「是奇!何してんだ、まだ終わってないだろ。」
 
 
 
「…俺メイドとか本当に嫌だ。」
 
 
俺は少し怒りながら言った。
 
 
 
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