Blue sky ~ 記憶 ~
やっぱりこの川も全然変わっていない。
 
 
時が止まっているかのようだ。
 
 
 
「昔と同じできれいだな…。」
 
 
 
俺は河原に寝転がりながら呟いた。
 
 
辺りは静かで、川の水が流れる音だけが響いている。
 
 
 
「…………。」
 
 
 
俺は目を閉じた。
 
 
 
まずあの町に帰ったら、何をしよう…?
 
 
買い物…?
 
 
 
一週間ぶりだし、誰かに会いに行くか…?
 
 
と言っても誰に会うんだよ…!
 
 
 
……華音…とかか……?
 
 
 
 
って、何で華音が出てくるんだよ…!
 
 
 
…何でって言っても、華音は友達のようなものだしな。
 
 
まぁ、友達に一週間も会ってないんだ。
 
 
 
久しぶりに顔も見たくなるし、声も聞きたくはなる。
 
 
 
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