Blue sky ~ 記憶 ~
「…友達……?」
 
 
 
俺はふと疑問に思った。
 
 
俺と華音って、どんな関係なんだろう…?
 
 
 
友達……?
 
でもそれじゃあ、あまりにも薄っぺらい。
 
 
 
親友……?
 
 
何かそれも少し違うような気がする。
 
 
 
 
だったら…
何なんだろう……?
 
 
 
恋人とか彼女とか、恋愛的な関係じゃないのは確かだ…。
 
 
でも、華音との絆は強くなっていると思う。
 
 
 
…もしあの物語の通り、この絆が愛に変わったら……
 
 
 
 
「……っと、いけねぇや。」
 
 
俺は一人で慌てて呟いた。
 
 
 
…あの物語のことは、もう深く考えないようにしていた。
 
 
偶然だと思うことに決めたんだ。
 
 
 
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