Blue sky ~ 記憶 ~
「私は敵地に攻め込む方が良いー!」
 
 
そう言ったのは高橋だった。
 
 
…敵地に攻め込む方ってどんな方だよ!
 
守りじゃなくて、攻めが良いって言えよな。
 
 
 
―五分後―
 
 
最終的にはこんなポジションに決まった。
 
キーパー 伊藤
攻め   高橋、華音、俺
守り   山野、中浜
 
 
 
 
 
「厳選なるジャンケンの結果、一試合目はAチーム対Cチームになった。
 
じゃあ早速試合を始めたいと思う。」
 
 
…いきなり一試合目からかよ。
 
 
 
「神倉!」
 
 
華音が俺の名前を叫んだ。
 
 
振り返ると、そこには既にチームのメンバーが整列して、試合を始めようとしていた。
 
 
 
俺は急いでそこに走り寄る。
 
 
 
「よし、全員揃ったな。それじゃあ……試合開始!」
 
 
 
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