Blue sky ~ 記憶 ~
俺と華音の間に恋愛感情なんて……
 
 
ない…はずだ……。
 
 
 
じゃあ何で俺の足が…?
 
 
意味が分からない。
 
 
 
少なくとも、あの物語が本当ならば、俺の足が動かなくなる理由なんてない。
 
 
 
 
 
「…あー、どういうことだよ……!」
 
 
俺は拳を握りしめた。
 
 
頭がおかしくなりそうだ…。
 
 
 
あんな物語嘘に決まってる。
 
 
そう思っていたのに…。
 
 
 
こんなことになったら、あの物語を信じるしかねぇじゃないか…!
 
 
 
 
そう思っている自分がいる反面、今の現実を認めたくない自分がいた。
 
 
 
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