Blue sky ~ 記憶 ~
「…あぁ、そっか……。」
 
 
俺は誰も居ない部屋で、一人で呟いた。
 
 
……俺、華音のことが…
 
…好きだ…。
 
 
 
あの夢があったからこそ、俺は気付けた。
 
 
 
華音のぶっきらぼうな優しさが、心に響く。
 
 
華音の笑った顔、怒った顔、色んな表情をこれからも傍で見ていきたい。
 
 
 
これが、俺の今の本当の気持ち…。
 
 
 
…案外、結構前から俺は華音のことが、好きだったのかもしれない。
 
 
ただ……
 
その気持ちをおし殺して、気付かないふりをしていただけ。
 
 
 
でも、今なら胸を張って言える気がする。
 
 
『俺は華音のことが好きだ。』
 
 
 
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