Blue sky ~ 記憶 ~
ガラッ…
 
 
「失礼します。」
 
 
 
「やっと来たか……。
じゃあ早速本題に入るか。」
 
 
先生は、待ちくたびれたかの様に言った。
 
 
「まずは黒川、さっきのはどういうことだ?」
 
 
 
「…どういうことって言われても……。
 
ただ、夏休みにやるのが面倒だったので。」
 
 
 
…いや、いくらなんでも正直すぎだろ。
 
 
もう少し誤魔化したりしないのか…?
 
 
 
 
「そして神倉!」
 
 
 
「はい…!?」
 
 
俺はいきなり名前を呼ばれて驚いた。
 
 
 
「何で黒川を注意しなかった!?」
 
 
 
「いや、その……。」
 
 
何で華音より俺の方が言い方きついんだよ!?
 
 
てか、これって俺のせいじゃないだろ!
 
 
 
「言い分けをしないっ!」
 
 
 
「すみません!」
 
 
 
 
それから一時間、俺は説教された。
 
 
………何で?
 
 
 
< 34 / 235 >

この作品をシェア

pagetop