Blue sky ~ 記憶 ~
親友
「おい、是奇!聞いたか!?」
 
 
新学期早々元気だな…。
 
 
「何が?」
 
 
 
「俺らのクラスに、転校生が来るんだってよ!」
 
 
 
「へぇー。」
 
 
 
通りででクラス全体が、いつもより輝いてるってわけか…。
 
 
女子はメイク直しや、髪型をチェックしている。
 
 
「…ずいぶんと気合いが入ってるな。」
 
 
 
「当たり前だろ!
もしかしたら、かわいい娘が来るかもしれないぜ!?」
 
 
 
「はは……。」
 
 
別に俺には関係ないけど。
 
かわいくてもそうじゃなくても、そんなのどっちでも良い。
 
 
興味ないし。
 
 
 
ガラッ……
 
 
先生が爽やかな顔で、教室へと入ってきた。
 
 
 
「えー、みんなも気付いていると思うが、このクラスにもう一人仲間が増えた。
入ってきても良いぞー。」
 
 
 
ガラッ…
 
 
 
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