Blue sky ~ 記憶 ~
「高橋…!?」
 
 
いつの間に来たのか、目の前には高橋が居た。
 
 
「華音……。
二度と、私の名前を呼ばないで。」
 
 
 
「おい…何があったかは知らねぇけど、言い方キツすぎねぇ?」
 
 
俺は高橋に向かって言う。
 
 
「あなた誰?」
 
 
 
「俺は同じクラスの神倉是奇だ。」
 
 
…あ、自己紹介するの忘れてた。
 
 
「…神倉君。悪いけど、これは私と華音の問題だから。」
 
 
高橋はきっぱり言った。
 
 
「…そうだけどよ……。」
 
 
 
「これ以上口を出さないで。
分かった?」
 
 
 
それだけ言うと、高橋は俺達の前から立ち去って行った。
 
 
 
…廊下でぶつかった時と、キャラ違うよな。
 
 
俺は一人で考えてみる。
 
 
 
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