Blue sky ~ 記憶 ~
次の日俺は、学校で信じられない光景を見た。
 
 
 
ガラッ…
 
 
「おは……」
 
俺はクラス内の、妙な空気を感じとり言葉を止めた。
 
 
 
なぜか、教室の中心には華音と高橋が居る。
 
そして他のクラスの連中は、華音と高橋を取り囲むようにして立っている。
 
 
 
「……ひっく…ひっく………」
 
 
 
…高橋が泣いている!?
 
何でだ?
 
 
 
「…黒川さん……いくらなんでも酷いよ!」
 
「樹菜ちゃんの気持ちとかも考えたら?」
 
 
 
俺は華音の居る方へと歩く。
 
 
…どういうことだ!?
 
 
何で華音がクラスの女子に、責められているんだ?
 
 
 
「…華音っ!この状況はどういうことだ!?」
 
 
 
「神倉…!?」
 
 
 
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