Blue sky ~ 記憶 ~
「…そんなことで、高橋は泣いているのか?」
 
 
 
俺は高橋を見ながら言った。
 
 
 
「そんなこと…って……。
是奇君は女の子の気持ちが分かってないっ。」
 
「男子には分からないのっ…!」
 
 
 
あれ…。
 
何で俺が怒られてんだ…?
 
 
 
「女子がみんな黒川さんみたいに、強くないんだからね!」
 
「そうだよっ!
樹菜ちゃんみたいに、傷付きやすい娘だって居るんだから!」
 
 
 
「ご…ごめん。」
 
 
 
何で俺が謝んないとないんだよっ…!
 
 
それに高橋…
昨日と違うくないか?
 
 
 
「…ひっく………ひっく……」
 
 
 
昨日は口調もキツくて、性格もキツいような気が……。
 
 
 
ニヤッ…
 
 
 
「………!?」
 
 
 
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