Blue sky ~ 記憶 ~
「……自分の命が惜しかったら華音に関わらないことよ。」
 
 
 
…命が惜しい……?
 
 
俺には、どういう意味なのか分からなかった。
 
 
 
「…何で華音と一緒に居ることで、俺の命が危ねぇんだよ!?」
 
 
 
「たぶん…あの右手首のあざのせいだ。」
 
 
 
高橋は確信しているかのように言った。
 
 
 
「あざと何の関係があるって言うんだ…?」
 
 
 
「それは分からない……けどあのあざが、何か大きな関係を持ってるはずよ。」
 
 
 
 
 
「…高橋も昔は華音の親友だったんだよな?」
 
 
 
俺は気になっていたことを聞いた。
 
 
高橋が言った『命が惜しかったら…』って言葉……
 
昔にそんなことが高橋の身にあったから、そうやって言ってるのか…?
 
 
どうなんだろ……。
 
 
 
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