Blue sky ~ 記憶 ~
「……メイド喫茶で出す料理作り…?」
 
 
 
…疑問形かよ!
 
 
 
「まぁ、そういうことで!」
 
 
 
………どういうことだ…。
 
 
本当に最悪だ。
 
 
 
 
 
こんなことがあって、今に至っている。
 
 
 
「全部華音のせいだろっ…!?」
 
 
俺は華音に向かって叫んだ。
 
 
「あたしだってメイド服なんか着たくないしな。危うく、メイド服を着ることになるところだった。」
 
 
…もしかして、自分が着たくないからあんな意見を出したのか!?
 
 
「こんなむさ苦しい男が、メイド服を着てたら気味悪いだろ…。」
 
 
 
俺はクラスの男達の、メイド服姿を想像してみた。
 
 
………想像なんかしなきゃ良かった。
 
 
 
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