Blue sky ~ 記憶 ~
「…あれっスよ……あの…うん。」
 
 
俺はこの状況をなんとか誤魔化そうとした。
 
 
「理由は後で聞く…とりあえず今は、自分のクラスに戻って席に着け!」
 
 
 
そう先生が言うと、一気に教室の前の人だかりはなくなった。
 
 
 
 
 
そして間もなく、授業が始まった。
 
 
 
「えー、この時間で学校祭の出し物の細かいことを決めてもらおうと思う。」
 
 
 
…男のメイド喫茶……。
 
 
本当に嫌だ…。
 
 
 
男のメイドをわざわざ見に来る奴なんて居るのか…?
 
 
 
「じゃあ、それぞれ適当に決めてくれ。」
 
 
 
「男子こっちに集まってー!」
 
 
俺は言われた方に行った。
 
 
 
がしっ…
 
 
突然、腕を後ろに押さえつけられた。
 
 
「なっ…!?」
 
 
 
< 93 / 235 >

この作品をシェア

pagetop