Blue sky ~ 記憶 ~
シャッ…!
 
 
 
次はいきなり腰の辺りに、紐のようなものを巻き付けられた。
 
 
 
「何しやがんだっ!離せっ!」
 
 
俺は手足をジタバタした。
 
 
「何って……見れば分かるでしょ!スリーサイズを測ってるのよ!」
 
 
 
「スリー…サイズ?」
 
 
俺はキョトンとしながら聞いた。
 
 
「そう、だから動かないでね。」
 
 
 
「測るんだったら最初にそう言えよな。それに腕押さえつける必要無いだろ!」
 
 
「だって万が一暴れたりしたら大変でしょ?」
 
 
「誰が暴れるかっ!」
 
 
 
…さっきはすごい驚いた。
 
 
いきなり腕を押さえつけられて…何をされるかと思った。
 
 
あの瞬間は自分の身の危険を感じた。
 
 
 
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