いとしのくまこさん
時計の針は18時を回っている。


本社ビルに到着し、伊吹くんは車を返しに駐車場へ車を走らせた。


通用口から中に入ると、ボサボサになった自分のボブヘアを手櫛で軽く整えた。


「何、このきったないクマ」
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