ねぇ…先生?
☆1章☆
またか…
「別れよう」
「そうね」
一言で言われた。
だから私も一言で返した。
すると彼は去っていった。
私、山本穂香。
今は3学期。
もうすぐ2年生も終わりだ。
高校生活もあと1年か…。
私も鞄を持ち、昇降口に向かった。
ガタッ
「俺神崎輝です。好きです。付き合ってください!」
靴にはきかえると、前に男子が立っていた。
神崎輝 Kanzaki Hikaru
と名乗った彼。