魅せられて


高級車を乗り回す
女友達が
艶女と呼ばれ
輝いていても


つまらない恋愛に
泣き崩れ
電話を掛けてくる


酒好きな女友達でも
悪酔いをして
潰れてしまう時もある


哀れな女とは
思わないけれど


恋愛に溺れる程
夢中で愛せる女達が
羨ましくもあり
馬鹿馬鹿しくもある


何時から私は
こんなに冷めた女に
なってしまったのかしら


諸橋の影響もあるけれど
何年も諸橋の恋人でいられたのは
私の性分でも
あるのでしょうね


< 31 / 116 >

この作品をシェア

pagetop