トキモライ



私は思いっきり叫んでいた。

「早く出て行ってよっっ!!」
気づけば手に包丁を持って、お母さんにに突き付けていた。


もう、自分自身の行動にもパニックになっていた。

「…消えてよ……もう、私の前に、現れないでよっっ!!?」
「ちょ、…ちょっと落ち着きなさいよ」


この女のせいで、私はこんなに不幸なんだ。
この女のせい。



「うわぁぁああああっっ!!!」

「アユっっ!?」

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