君のお隣



「え?鞄貸してほしいなって」



「‥あぁ、鞄ね」


俺は納得したけど愛華に鞄を渡さないで、差し出している愛華の手を握った。



「えっ!?な、なに!?」



「‥帰るぞ」


俺は梅川を一瞥し保健室を出た。



愛華が俺に続いて保健室を出ようとした時、



「‥愛華!‥‥ちゃんと考えてね」


梅川が意味深な言葉を言った。



< 135 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop