君のお隣



「そっ颯ちゃん!ごめんねっ‥」



私は颯ちゃんに駆け寄った。



「こんなところで何してた?」



すると颯ちゃんは質問してきた。



「‥えっと~‥」


私は言葉を詰まらせてしまった。



純の事あまり颯ちゃんに言いたくないな‥。



「教室」



「え?」



「俺らの教室って、ここの屋上よく見えるんだよね~」



颯ちゃんは意味深にそう言うと、広角を上げてニヤリと笑った。


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