君のお隣



「あ、そうだ!今日はごめんね」


「ん?なにがー?」


「昼休みのこと‥颯ちゃんがね」


「あー、あれね。別に平気だよ」


梅川くんは笑いながら言った。



「颯ちゃん勝手でさ」


私は苦笑いする。


「じゃあさ、今日ちょっと付き合ってよ」


「え?いいけど、どこ行くの?」


「んー‥」


「あはっ、決めてないのかいっ!」


「ふっ‥やっぱ若葉は笑顔が一番いいよ」


梅川くんは私の頭を撫でながらそう言った。



< 40 / 176 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop