君のお隣
あのあと私は加奈とケーキを食べに行き、帰ってきた。
自分の部屋に行き部屋着に着替えた。
その時、私の部屋の窓から光が差した。
「颯ちゃん帰ってきたんだ‥」
あたしの部屋と颯ちゃんの部屋は向かい側で、窓を開ければ普通に会話出来ちゃう距離。
だから颯ちゃんが帰ってきて電気をつけたときに、光があたしの部屋に差し込んだ。
私は1階に行こうと、部屋から出ようとした。
その時、
「愛華~」
颯ちゃんが呼んだ。
「もう、なにー?」
私は話し掛けられたことに嬉しさを感じながら平静を装って返事をした。