†危険な女†

「そんなの、どーだっていいもん…。早くしよー?廉……」




「ちょ、樹里…!」




樹里はいきなり俺に顔を近付けてきた。




「廉、好き……」




「じ……」




彼女の名前を呼ぼうとした瞬間、俺の唇は塞がれていた。




唇に感じる、柔らかい彼女の唇。




もう……無理だ。




俺はゆっくりと離れた彼女の頭を強く引き寄せ、再び唇を奪った。




「んんっ……」




もう止められないぞ、樹里。




俺の欲望に火を付けたのは……お前だ。



< 6 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop