理想の恋愛
気が付くと俺はベットの上で寝ていた。

ふと時間を確認すると時刻はAM1時40分を指していた。

どうやらあの後誰かがここまで運んでくれたらしい。


うん?ここどこだ?
明らかに俺の部屋ではない。
装飾や匂いからして女子の部屋だ。


俺はとりあえずいったん起き上ろうとした時、異変に気が付いた。
俺のすぐ隣から寝息が聞こえる。

バッと布団を上げて再び冷や汗を大量にかく。
俺のすぐ隣で麗が寝ているのである。


俺はすぐに布団から抜け出そうとしたが、麗ががっちりと俺の手を握っているせいで抜け出せない。
何か誓えるものはないかとあわてて回りを確認する。

すると1枚のメモを発見した。

藁にでもすがる勢いで内容を見てみると・・・

『2人で仲良く眠ってください。
by水無月 薫』


あんの変態!

そう思いながら俺は三度意識を失った。


ちなみに水無月(ミナヅキ) 薫(カオル)というのは麗の母親であることは言うまでもない。

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