理想の恋愛

プロローグ:嵐の日

俺は窓からの日差しを感じて目を覚ました。
昨日は結局あのまま眠ってしまったみたいだ。


昨夜の出来事を思い出しあわてて隣で寝ていた人物を確認するが・・・いない。


ホッとため息をついたのも束の間、あわてて現在の時刻を確認する。
時計の針はAM8時を指していた。

まずい!
完全に寝坊をした!


この時間だと学校には間に合うが、弁当を作っている時間がない。


とりあえず俺は急いで制服に着替えることにした。


「実ぅ!そろそろ起きないと遅刻するよぉ・・・。」


麗が勢いよく扉を開けて部屋に入ってきた。
俺が着替え中だとも気づかずに・・・。


「きゃー!」

何故か俺が女のような悲鳴を上げる。


「あ!ごめん!」


そういって麗は部屋から飛び出していく。


「すぐに行くからお前はリビングで待ってろ!」

とりあえずそれだけ言って俺は着替えを続行する。


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