理想の恋愛
プロローグ:深夜の幼馴染
時刻はPM8時40分
俺と麗は俺の家に向かって歩いていた。
俺の家と麗の家はまさに目と鼻の先という言葉がピッタリな程近かった。
この家の近さと双方の母親の関係で俺と麗は3歳ぐらいの頃からよく2人で遊んでいた。
お互いの家に泊まりに行ったり、一緒にお風呂に入っ・・・うん。
そんな感じの幼少期を俺は過ごしていた。
あの頃の俺には女性恐怖症なんて見る影もなかったのだが・・・。
「そういえば、よくここで2人で遊んだよねー」
過去を振り返っていた俺に麗が突然声をかけてくる。
気が付くといつの間にか、幼少期によく2人で遊んだ小さな空地の前まで来ていた。
この空地がちょうど俺の家と麗の家の中間にあたるのだ。
そのためか小学校に上がっても、よくこの場所を2人の待ち合わせ場所に使っていた。
「あぁ、そうだな。」
思い出に浸っていた俺は生返事を返す。
「ねぇ、覚えてる?
私が、この木に登る実を見て、すっごく羨ましくて負けじと登ったらあっさり落っこちちゃって、地面に頭を打って気絶したの。」
「忘れるわけないだろ・・・、
あんな印象深い出来事・・・。」
俺にとってはとんだ大事件だった。
麗が落ちた後、ピクリとも動かないから大慌てでお袋呼びに行って、戻ってきたら麗の奴、普通に起き上って、また木に登ろうとしていたのだ。
それを見た俺のお袋はあわてて麗を止めようとしていて、俺は麗が何ともなかったのがうれしくてわんわん泣いていた。
今から思えばはた迷惑な話だ。
「あの時、実すっごく泣いてたよね?
私が気絶しちゃったから。」
「う、うるっせーよ。
そんな前の話持ち出すんじゃねーよ。」
そんな話をしている間に俺の家が見えてきた。
俺と麗は俺の家に向かって歩いていた。
俺の家と麗の家はまさに目と鼻の先という言葉がピッタリな程近かった。
この家の近さと双方の母親の関係で俺と麗は3歳ぐらいの頃からよく2人で遊んでいた。
お互いの家に泊まりに行ったり、一緒にお風呂に入っ・・・うん。
そんな感じの幼少期を俺は過ごしていた。
あの頃の俺には女性恐怖症なんて見る影もなかったのだが・・・。
「そういえば、よくここで2人で遊んだよねー」
過去を振り返っていた俺に麗が突然声をかけてくる。
気が付くといつの間にか、幼少期によく2人で遊んだ小さな空地の前まで来ていた。
この空地がちょうど俺の家と麗の家の中間にあたるのだ。
そのためか小学校に上がっても、よくこの場所を2人の待ち合わせ場所に使っていた。
「あぁ、そうだな。」
思い出に浸っていた俺は生返事を返す。
「ねぇ、覚えてる?
私が、この木に登る実を見て、すっごく羨ましくて負けじと登ったらあっさり落っこちちゃって、地面に頭を打って気絶したの。」
「忘れるわけないだろ・・・、
あんな印象深い出来事・・・。」
俺にとってはとんだ大事件だった。
麗が落ちた後、ピクリとも動かないから大慌てでお袋呼びに行って、戻ってきたら麗の奴、普通に起き上って、また木に登ろうとしていたのだ。
それを見た俺のお袋はあわてて麗を止めようとしていて、俺は麗が何ともなかったのがうれしくてわんわん泣いていた。
今から思えばはた迷惑な話だ。
「あの時、実すっごく泣いてたよね?
私が気絶しちゃったから。」
「う、うるっせーよ。
そんな前の話持ち出すんじゃねーよ。」
そんな話をしている間に俺の家が見えてきた。