裏切りの赤い目~隣人と~【TABOO】
「ただいま」
学校もバイトも終わって、アパートに戻って来て一番にやることはベランダに繋がるドアを開けること。その隣には、煙草を吸っている秋谷先輩がいる。
「お帰り」
「…秋谷先輩。また、吸ってるんですか?」
「うん。煮詰まってるし」
「だからって、煙草は身体に悪いですよ」
「心配してくれるの?」
「私には普通のことですよ。それより、また煮詰まったんですか?今月、10日しか経ってないのにもう6回目じゃないですか」
「数えてるんだ?」
「煙草の煙が邪魔なんですよ。煮詰まる度にここで吸わないで下さい」
「厳しいこと言うね。なっちゃん」
「そう呼ばないで下さい、秋谷先輩」
「はいはい」
適当な返事をして、秋谷先輩は煙草の火を消して、中に入っていった。
学校もバイトも終わって、アパートに戻って来て一番にやることはベランダに繋がるドアを開けること。その隣には、煙草を吸っている秋谷先輩がいる。
「お帰り」
「…秋谷先輩。また、吸ってるんですか?」
「うん。煮詰まってるし」
「だからって、煙草は身体に悪いですよ」
「心配してくれるの?」
「私には普通のことですよ。それより、また煮詰まったんですか?今月、10日しか経ってないのにもう6回目じゃないですか」
「数えてるんだ?」
「煙草の煙が邪魔なんですよ。煮詰まる度にここで吸わないで下さい」
「厳しいこと言うね。なっちゃん」
「そう呼ばないで下さい、秋谷先輩」
「はいはい」
適当な返事をして、秋谷先輩は煙草の火を消して、中に入っていった。