高校生ー揺れる関係ー
「おい、大丈夫か?」
と、声を掛けてきたのは栄一だった。
まぁ、後ろだから、私の異変には気付いてただろう。
「大丈夫・・・じゃ・・な・・い」
って、私は弱々しく返事した。

そしたら、心配したのか前に来て、私の背中をさすってくれた。
横に座って。

「窓開けるか?」
って、背中をさすりながら、耳元で聞いてきた。
私は、首を横にゆっくり振った。

てか、窓開けたら、吐く。

まぁ、気持ち悪いとか頭痛が治まるまで1時間掛かった。
栄一は、そんな私を気遣って治まるまでずっと隣に居てくれた。
そして、色々してくれた。
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