高校生ー揺れる関係ー
外からは観戦の声が聞こえたりして、騒がしかった。

「あぁーまだ心臓が激しいよー。
てか、肝心なこと聞くの忘れてたなぁ・・
まぁ、いっか!」
って、また伏せようとした時。

「何聞きたいんだ?」
「えぇ!?」
って、私はビックリして、飛び跳ねた。
「ぷぅ・・ははは。
意外な反応(笑)」
って、腹抱えながら、笑ってた。
私は、ムカついて、笑ってる張本人の顔見てやろうって、振り向いたら、そこには・・・・
「栄一!?」
が立っていた。
しかも、入口にもたれかかりながら、立っていた。
けど、首とかにはジワリっと汗をかいていた。

そして、笑い済むと、私の腕をつかんで、二ヤリっと笑った。
「で、聞きたいことって何?」
「は?
何のこと?」
って、私は心臓の激しさのあまりに記憶が飛んだ。
だから、腕を掴まれてることに対して、何とも思ってなかった。

「さっき言ってたじゃん?
肝心なことって。」
「あぁー・・言ったね。
いや、停学組って球技大会に出るのかな?
って思って聞こうって思ってさ?」
って、私は、深呼吸をした。
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