高校生ー揺れる関係ー
第7章
まぁ、そんな噂が立って1ヵ月。
もう、今月で2012年も終わる。

噂は、いまだに消えることはないが、落ち着いては来た。
けど、私はこの噂で周りの友達に
【栄一の彼女】
っていういじり、見方を受けるようになった。

栄一もそう。
【私の彼氏】
って見られてる。
けど、それでいじられてるとこは見たことない。

そして、最悪なことに、誰が言ったのかは知らなけど、この噂・・今になって、私の部活に広まった。
そして、大西先輩が面白がっていじるようになった。
正直、そのいじりには悪意があった。

わたしが否定しても、それを無視して、
「彼氏に会わせろ。」
とか言われる。

だから、放送部の仕事で弓道場の近くの廊下を渡る栄一が居る時とかは苦労した。
佳菜とかが栄一が居ることを教えるから、止めるのに体力や精神力が削れる。

だからって、ほっとくと、栄一にだって、迷惑かけるからやめるわけにいかないから、削っていた。
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