高校生ー揺れる関係ー
第3章
もう夏らしくなった7月がやってきた。

「あ・・・暑い!」
「おなじく!」
と、私たちは、この暑さに耐えられないでいた。

「てか、歩夢ー?」
「ん?」
「夏休みさぁー
冬馬たちと一緒に遊ばない?
たぁや誘ってさ?
てか、遊んでください!」
と、有紗が頭を深々と下げながら、言ってきた。

「えぇー嫌だよ。
お二人さんの邪魔したくないし(笑)」
と、私は、冷やかしも入れつつ、
冷たく流した。
実は、この頃、冬馬と有紗は
付き始めていて、
今月で 一ヵ月 という
付き合いたての二人。
正直、邪魔したくない。
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