高校生ー揺れる関係ー
ふつうなら、喜ぶことなのになんでこうも涙が出そうになるんだろう。
嬉し泣きっていいたいけど、心は痛かった。

何自分で聞いて傷ついてんだろう。
自業自得っていわれればそうなる。
だけど、どこかでその好きに期待してしまった。
自分の愚かさに嫌気がさす。

なんてこの時の自分は考えられず、この胸の痛みいずっと疑問をもった。
そして、ただ栄一に送られてた。

公園から私の家までずっと無言でただ隣に居た。
けど、中学まで公園から家まで歩いてたときよりも家まで遠く感じた。


「栄一、ありがとう。
もうここでいいよ。」
と、私の住んでるマンションの駐車場のとこで言った。
なんでかこのままいると、離れたくなくなるから。
どうせ、明後日になれば、また会えるけど、なんでか今日このまま別れたら後悔する気がした。
なんてゆーか、こういうことを女の勘が働くと言うのかな?

だから、(早くしないと離れられなくなる。)と自分の訳分かんない感情が止められるうちに別れたかった。

「ホントにいいんだな?
別に家まで送るけど。」

「もうすぐそこだし。
大丈夫だよ。」

「けど・・・「もう心配性だなぁー。 てか、私がそんな心配したら、嫌がるくせにー。」

「おい、待て。
俺は男だぞ。
お前とは違うんだぞ?
だって・・お前だって一応女なんだし、心配するのは当たり前だろ。」

「一応って・・・。
まぁ、心配してくれるのはありがたいけどー、栄一は自分のことにはホント後回しにする癖あるから、私はそれが心配だよ。」

「いや、これは男として当たり前のことだ。」

「それを栄一に言われても・・・不釣り合いでー(笑)」

「おいこらぁ?!」
と、栄一は軽く私を頭をポンッと叩いた。
「あぁーごめんなさーい。」

「許さん。
罰として送られろ。」

「何と不公平な!!」

「はーい、文句なしでほら行くぞ。」

「お、おい‼」
と言ったけど、もう栄一の耳には届かず、さっさくさと1人で歩いて行った。

(てか、あいつあたしの家に番号知ってんのか?)
と思うくらいすらすらとマンションの中に入って行った。

けど、案の定中に入るなり、偉そうにあたしの家の部屋番号を聞いてきた。
(なら、さっさと歩いて行くなよ。)
と、私は呆れたように心でつぶやいた。
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