高校生ー揺れる関係ー

「にしても、あんま材料ないなー。」
と、冷蔵庫に入ってるものを見て、ぼやいて、頭をフル回転で作るものを考えた。


「んー、これとこれとがみそ汁の材料で、後のはおかずにするか。
あぁーご飯炊かなきゃ。」
と、献立を決めたら、あわただしくご飯を作った。

「んー?
まずはみそ汁。」
と言いながら、鍋に水を入れてダシを取って、具材を切ってなどみそ汁作りから始めた。

しばらくして、栄一が風呂から上がってきて、無駄な絡みもしなきゃいけなくなって余計にめんどくさくなった。
だから、半無理やりに手伝わした。
まぁ、なかなか面白がってたから、うじうじと何も言われなかった。

「うーん…、いい感じ。
よし、ほら、栄一。味見。」
と、出来上がったみそ汁やおかずの汁を別々にお皿に注いで栄一に渡していった。

それを、慎重に味見して「うーん、いいんじゃん。」とたった一言でしかも感情がこみってない。

「愛想悪っ。」
と、ふくれっ面で言った。
けど、栄一はそんなのお構いなしに料理をお盆に乗せて、リビングに持っていかれた。

「お。おい!無視するなぁー。」
と、箸とお茶を持ってリビングに向かった。

そして、適当なとこに座って、料理を机に並べてた。