高校生ー揺れる関係ー
そんな事を思ってるうちに、始業式は終わっていて、いつの間にか帰る時間になった。
だが、今日も、部活がある。
（はぁー・・・
めんどくさいなー）
と、最近、部活がめんどくさくなってきた。
多分、毎日同じようなことしかない部活に飽きてきたし、遊びたいという衝動が夏休みから膨れ上がって来たからだろう。
このことを思うのは、部活のいつメンが分かってくれる。
ちなみに、夏休みに、なっちゃんは弓道部を辞めた。
理由は、続けていける自信がなくなったらしい。
で、優衣ももう一つのグループの方に行ってしまった。

「部活・・・行きたくないー！」
と、私は、教室の窓から、グランドに向かって大声で叫んでみた。
教室には、まだほとんどのクラスメイトしかいたが、冷めた目とかはなく逆に笑って、同意してくれる子が溢れていた。
このクラスは、団結力、仲間意識が高いから、別に気を使うことは基本ない。
だから、基本仲がいい。

「歩夢、大声で叫ぶのは結構だけど、他クラスや下の階に居る先輩方に迷惑ですよ（笑）」
と、クラスの女子に言われた。
「あ！忘れてた！
部活の先輩に聞かれてないかな？
まぁ、いいや。
その時が来たら、ここに居るみんな道連れね。」
と、私はおちゃらけてみたら。

「「「「「「嫌だ！お前１人で十分だ。」」」」」」
と、クラスの皆に言われた。
そして、笑い声が響いた。
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