高校生ー揺れる関係ー
「やっと、迷路を作れるー!!」
と、有紗は自分の自縛を解くように言った。
「そうだねぇー!
にしても、長かった。
でも、文化祭まであと・・・・
             4日。
居残り確定だね(笑)
また先輩に休む連絡しなきゃ。」
と、私は、先生に見えないように携帯をいじった。

そして、送った後にパッと前を見たら、ニヤニヤしながら、こっちを見てる栄一がいた。
「うわぁ!?
・・なんだ。栄一か。」
と、思わず癖で殴りそうになった。
けど、栄一だ。
(あぁー心臓飛び出るかと思った。
てか、一瞬先生かと思った。)
と、思って伏せた。

ボソッ
「てか、先生だったら、殴ったら・・・
まずくね?」
って言ったら、
「当り前じゃん。
てか、先生じゃなくても・・
殴ったら、いかんよ。」
と、栄一が言った。
「・・・って!?
まだ居たの?
何回驚かせれば気が済むの・・。

で、何か用?」
と、胸を押さえて、息を整えて聞いた。
「えぇー特にないけど?
てか、あの二人のせいで俺の席居づらいから、こっちに避難しに来ただけ?
てか、何携帯いじってんだよ?」
「あーーバカ!!!
先生に聞かれたらまずいじゃん。」
と、思わず、栄一の口を押さえた。
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