高校生ー揺れる関係ー
まぁ、歩は急に連れていったから、ちょっと動揺してる。

「歩…何かあった?
さっき、あのクラスの女子に嫌なことでも言われた?
言われたなら、教えて!
今すぐボコってくるから♪」
と、私は歩に聞いた。
多分、このとき、顔は笑ってたかもしれないが…目は笑ってないと思う。
歩はそんな私の発言にビックリしたのか、目を見開き、慌てた口調で言った。
「違う、違う!!親が来たみたいなんだ。
クラスの子はそれを教えてくれただけだから(汗)
だから、大丈夫だよ!
てか、ボコるとか…歩夢ならヤり兼ねないんだから、そんな事言わないでよー。」

(酷くない?歩さん…
けど、私は、大事な親友の為なら何だってヤりますよ(-_☆)
けど、親来てたんだ。
見てみたかったな…)
と、ちょっとショックだった。

「まぁ、教室に戻ろっか?
皆、待ってることだし。」
と、歩が私の手を引っ張って教室に連れて行かれた。
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