高校生ー揺れる関係ー
それから、そのお客さんみたいに楽しんでくださってるお客様の声とか先輩方の評判で午後は大盛況だった。

おかげで・・腕相撲しっぱなしだった私たちの手は限界突破なう。

そして、これはいまだに誰も言ったことなかったけど、午後の部の最初のころ、まだ有紗とのことで心の状態が不安定だった私に、隣に座っててくれた栄一がギリギリまで周りに分からないように頭を撫でてくれたり・・手を握ってくれた。
これは、2人だけしか知らない秘密。

そして、終盤に差し掛かったころ、私たちの出し物は終わった。

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