LOVE*TRAIN









「はぁ、はぁ…はぁ……」


階段を駆け上がり、反対側のホームへと駆け下りた。

久々にこんなに走った気がする。
心臓がドクドクドクととても速いペースで脈打っている。





朝から男の子の膝に倒れるなんて…
しかもしかも、抱きしめられた…


あ、いや抱きしめられたわけじゃなくて、フラってなったから、支えてもらったわけであって……




私があわあわと一人で心の中で弁解していると、後ろからつんつんとつつかれた。






< 12 / 17 >

この作品をシェア

pagetop