BABY BABY


看護婦は驚いて泣くのをやめた。

「あれ、看護婦さんも…おはようございます」

凛は驚いた2人の顔を見て、きょとんとしている。

「あの…どうかされました?」




―――――学校


「岡崎先生、しばらく休みだってね~」
「うん…」
「代わりが学年主任なんて最悪ー」
「うん…」
「体調悪いのかな」
「うん…」
「…」

はぁ、と結芽は大きく溜め息をついた。
先生が休むなんて。
学校に来る意味ないじゃん。

「…結芽、ほんとにどうしたの?溜め息ばっかついて」
「…なんでもないの」

机に突っ伏する。
今まで、先生休んだことなんかなかったのに…学校にいてもつまんない。
先生のいない学校なんか…

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