年下男子警報!!
落ち着いて状況判断。
まず、なんで翼くんは私に覆い被さってるの?
「.....あ」
翼くんの上にあるのは私がぶつかった棚。
翼くん、私をかばって.....
「ご.....」
「普通に廊下を歩いてたらさ、アンタが僕にすごい勢いでぶつかって来て、で、棚の下敷き。アンタは疫病神かよ」
フンッ
まぁ、何て面倒くさそうな顔かしら。
てか、最後の鼻で笑う部分にはすっごい嫌味を感じるんですけど。
「やっ疫病神だと!!?まぁ、なんと失礼な男なのかしら!!この毒舌!!」
「本当のことを言っただけなんですけど」
叫ぶ私に冷たい視線を送る翼くん。
「.....」
言い返せない。
確かに、前を見ずにスキップをしてた私が悪いし。
棚の下敷きになるのを助けてくれたわけだし。