年下男子警報!!
パンッ
翼くんに触れようと手を伸ばした私。
が。
「触れないで。バカが移る」
と言って思いっきり手を叩かれた。
なんか変だ。
いつもと同じようで違う。
違和感を感じる。
「怪我したの?」
スッ
翼くんの頬に触れる。
かすり傷が出来てる。
「......」
黙って私を見つめる翼くん。
何だか、顔が赤い気がする。
「翼くん?熱あるの?」
そうだとしたら大変だ。
すぐに保健室へ行かないと.....
「.....ないよ。鈍感」
まっすぐ翼くんを見つめていると、翼くんはそんな私から視線をそらした。
なっ何さ。
感じ悪いし〜。