秘密の恋を始めよう
秘密の恋
ピンポーン
「お邪魔します」
高校で数学教師をしている私のアパートへ、不定期に訪れるお隣の大河君。
○○高校の2年生で彼の生徒。
彼と帰宅中、偶然アパートの前で出会ったのが切っ掛けで、ウチに勉強を教わりに来る。
「今日は何処が解らなかったの?」
「…此処」
教科書を広げ、大河君は指で差し示す。
私は向かいに座り、ヒントを与えながら説明する。
< 1 / 6 >