秘密の恋を始めよう
「アイツの事を忘れろとは言わない。けど、俺の事もちゃんと見て」
クルリと向きを変えられ、大河君の目と絡み合う。
ずっと気付かない振りをして避けてきた大河君の気持ちに、弱ってる心がすがり付こうとする。
「俺は絶対、余所見しない!」
啄む様に唇が重なり、服が脱がされていく。
「んんっ…ダメ…」
学校は違えど、私は教師で大河君は生徒。
頭では分かっていても、折れた心は大河君の優しさを放そうとしない。
本能が赴くまま、私達は何度も重なり合った。
其れから数日後、彼とは正式に別れ大河君と付き合う道を選んだ。