ライトグリーン・スカイ
「さてお次は…木葉?」
さっきまでの敬語は何処へやら。小悪魔のような微笑みで私を見る凛ちゃん。
疑問ばかり尽きずにいた所為か、心臓が止まるかと思うほどに驚いた。
「な、何?」
嫌な予感。変な事を考えていると言う事だけは、目に見えて分かる。
栄兄ちゃんはその威圧感に何も出来ずにいる様子。私、一体どうすれば良いの?
「今度は木葉が恋を成就させる番。初めてだね。浮いた話を見せたのは」
私が一体誰を好きだと言うの!?言っている意味が理解出来ないんだけどな。
無駄だと分かりつつも栄兄ちゃんを見つめる。予想通り栄兄ちゃんは、
「ごめんな。逆らえない」
と申し訳なさそうに。本当にこの人はあまり期待を裏切らない。ある意味。
「さて。それじゃ早速。明日ダブルデートを決行しよう。この公園で」
「絶対嫌ー!」
私の叫ぶ声は無情にもこの青い夏の空に溶けて消えていった。
さっきまでの敬語は何処へやら。小悪魔のような微笑みで私を見る凛ちゃん。
疑問ばかり尽きずにいた所為か、心臓が止まるかと思うほどに驚いた。
「な、何?」
嫌な予感。変な事を考えていると言う事だけは、目に見えて分かる。
栄兄ちゃんはその威圧感に何も出来ずにいる様子。私、一体どうすれば良いの?
「今度は木葉が恋を成就させる番。初めてだね。浮いた話を見せたのは」
私が一体誰を好きだと言うの!?言っている意味が理解出来ないんだけどな。
無駄だと分かりつつも栄兄ちゃんを見つめる。予想通り栄兄ちゃんは、
「ごめんな。逆らえない」
と申し訳なさそうに。本当にこの人はあまり期待を裏切らない。ある意味。
「さて。それじゃ早速。明日ダブルデートを決行しよう。この公園で」
「絶対嫌ー!」
私の叫ぶ声は無情にもこの青い夏の空に溶けて消えていった。