ライトグリーン・スカイ
火の粉が私にまで飛んで来た。素直に今の気持ちを伝えたら、
「俺が兄だバカヤロー!!」
怒声が響いた。何て子供っぽい。本当に1つ上だと言うのが信じられない。
叫んだからなのか、栄兄ちゃんは清々しい表情だった。
こんなやり取りは本当に久々だったから、失礼と思いながらも楽しんでいた。
*
時と言うものは早いもの。気付けば2人が帰る時間になっていた。
「また何時でも来てちょうだいね?」
「うん」
「次こそはあの野郎に…」
栄兄ちゃんは一体お兄ちゃんに何か恨みでもあるのかと、疑ってしまう。
「木葉、途中まで送ってあげなさい」
「え!?2人とも男なんだから大丈夫でしょう?」
「ダメ。良いから送ってあげなさい」
有無を言わさぬ声色。渋々途中まで送る事になった。本当に大丈夫だと思うけどなあ…
「俺が兄だバカヤロー!!」
怒声が響いた。何て子供っぽい。本当に1つ上だと言うのが信じられない。
叫んだからなのか、栄兄ちゃんは清々しい表情だった。
こんなやり取りは本当に久々だったから、失礼と思いながらも楽しんでいた。
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時と言うものは早いもの。気付けば2人が帰る時間になっていた。
「また何時でも来てちょうだいね?」
「うん」
「次こそはあの野郎に…」
栄兄ちゃんは一体お兄ちゃんに何か恨みでもあるのかと、疑ってしまう。
「木葉、途中まで送ってあげなさい」
「え!?2人とも男なんだから大丈夫でしょう?」
「ダメ。良いから送ってあげなさい」
有無を言わさぬ声色。渋々途中まで送る事になった。本当に大丈夫だと思うけどなあ…