ライトグリーン・スカイ
それは私に会う事なのか、お兄ちゃんに会う事なのか。

「……勝手にすれば!?」

よく分からなかったけれど、何故かさっきとは違う態度を取っていた。

そのまま2人に背を向けて歩き出す。今、私はどんな表情をしているのだろう?

家に着けば日差しが弱くなって来ているのを感じた。

蝉の五月蠅さもあまり感じない。今日の仕事を終えたのだろう。

真っ先にシャワーを浴びて、それからベッドに寝転んだ。

今日は沢山身体を動かした気がする。少し眠くなって来たと思えば、着信音が聞こえた。

そういえば今日は触ってなかったな、と思いながら携帯を開く。

新着メール2通。やりとりを頻繁にしないから、これは何時もの量。

1通目はお兄ちゃん。お土産期待しておけみたいな内容。

2通目は友達の凛(りん)ちゃん。内容を見て唖然とした。
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