ライトグリーン・スカイ
「わたし、こんなのいやだー」
何処かで拾って来た葉っぱを、プレゼントにしてしまうなんて。
素直に喜ぶ事は出来ない。それでも尋はニコニコ笑って。
「ただのはっぱじゃないんだよ?それはねー…」
「もうききあきちゃった。さくらのはっぱでしょ?」
尋は桜が大好き。花よりも、散った後に生える葉っぱの方を好んでいる。
「それもあるけどね、それだけじゃないよ」
「じゃあ、なにがあるの?」
「それはね…」
「えー、ほんとに?うそだー」
その時1番派手な花火が上がった気がした。
それから数ヶ月くらい後、尋一家は伯父さんの仕事の都合で海外に引越して行った。
何処かで拾って来た葉っぱを、プレゼントにしてしまうなんて。
素直に喜ぶ事は出来ない。それでも尋はニコニコ笑って。
「ただのはっぱじゃないんだよ?それはねー…」
「もうききあきちゃった。さくらのはっぱでしょ?」
尋は桜が大好き。花よりも、散った後に生える葉っぱの方を好んでいる。
「それもあるけどね、それだけじゃないよ」
「じゃあ、なにがあるの?」
「それはね…」
「えー、ほんとに?うそだー」
その時1番派手な花火が上がった気がした。
それから数ヶ月くらい後、尋一家は伯父さんの仕事の都合で海外に引越して行った。